はい、殿堂入り決定。
人間関係の古典っていわれてるだけはあるわ。
タイトルから「人を都合よく動かす方法」って印象を受けるかもしれないけど、
それだけではない。そういう要素もあるけど。
・人の長所を探し、心の底からほめよ
っていうのが本書の肝かな。
他にも一杯あるけど。
いってることは極めてシンプル。
が、果たして実行できてるか?
というとできてないです。
相手の理論の穴を指摘するの大好きだし・・・。
現時点では必要だと思ってるけど。
この本に書かれていることが自然にできるようになったら、人間として確実に器がでかくなってると思います。
目標として、すごくためになりました。
※なぜか付録に結婚生活のノウハウが書かれているのが笑った。
以下、心に残ったキーワード。
・リンカーンは人を非難することに興味を持った事があるかというと、それがおおありなのである。
・他人を矯正するよりも、自分を直すほうがよほど得であり、危険も少ない。
・偉人は、小人物の扱い方によって、その偉大さを示す。
・上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。
・お世辞と感嘆のことばとは、どうちがうか?後者は真実であり、前者は真実でない。後者は心から出るが、前者は口から出る。後者は没我的で、前者は利己的である。後者は誰からも喜ばれ、前者はだれからも嫌われる。
・この道は一度しか通らない道。だから、役に立つ事、人のためになることは今すぐやろう。
・人を動かすには、相手ののぞむことがらを考えて話すよりほかに方法はない。
・客というものは自分で買いたいのであって、売りつけられるのはいやなのだ。
・他人の立場に身をおき、その心のなかに欲求を起こさせるということは、相手をうまくあやつってこちらの利益になるが先方には損になることをやらせることでは決してない。双方が利益を得なければ嘘である。
・何かすばらしいアイディアが浮かんだ場合、そのアイディアを相手に思いつかせるように仕向け、それを自由に料理させてみてはどうか。
・友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せる事だ。
・作者が人間を好きでないなら、世間の人もまたその人の作品を好まない。
・長年、わたしは、友達からその誕生日を聞き出すように心がけてきている。
・微笑はこう語る、「わたしはあなたが好きです。あなたのおかげでわたしはとても楽しい。あなたにお目にかかってうれしい」
・自分と付き合って相手に楽しんでもらいたい人は、まず相手と付き合って自分が楽しむ必要がある。
・苦情や不満を持ち込んでくる人にも、明るい態度で接します。相手の言い分に耳を傾けながら笑顔を忘れないようにすると、問題の解決もずっと容易になります。
・感情は、動作を調整することによって、間接に調整することができる。
・読むだけでは何にもならない。実行していただきたい。
・笑顔を使い切った人間ほど、笑顔を必要とするものはございません。
・つめたい会社をあたたかくするには、人の名前を覚える事だ。人の名前が覚えられないということは仕事の基礎ができていないことを告白しているのだ。
・いくら忙しくても、フランクリン・ルーズベルトより忙しい人はいないはずだ。そのルーズベルトが、たまたま出会った一介の機械工の名を覚えるために時間をさいている。
・どんなほめことばにもまどわされない人間でも、自分の話に心をうばわれた聞き手にはまどわされる。
・お偉方は、とかく、話し上手よりも聞き上手な人を好くものだ。
・自分のことだけしか考えない人間は、教養のない人間である。たとえ、どれほど教育を受けても、教養が身に付かない人間である。
・人の心をとらえる近道は、相手がもっとも深い関心を持っている問題を話題にすること。
・人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる。
・議論に負けても、その人の意見は変わらない。
・相手が間違っているとき、「おそらく私の間違いでしょう。私は良く間違います。一つ事実を良く考えて見ましょう」という文句には、不思議なほどの力がある。
・相手の否を攻める事があなたにとっての利益になるのか?批判された相手は考えを変えず、あなたに対する敵意を強めるのが関の山だ。
・われわれは、あまりたいした抵抗を感じないで自分の考え方を変える場合がよくある。ところが、人から誤りを指摘されると、腹を立て、意地を張る。
・多少知識があって、人の意見を否定しまくる人にはこういってやろう。「君の知識は今以上に増える見込みはない。今の取るに足らない知識以上にはね。」
・自分が悪いと知ったら、相手にやっつけられる前に自分で自分をやっつけておいたほうが、はるかに愉快。
・一ガロンの苦汁よりも一滴の蜂蜜のほうが多くの蝿がとれる
・だいたいにおいて、成功者と称せられる人は、若い頃にたどった茨の道を回想したがる。
・人は相手の自慢話を聞くよりも、自分の手柄話を聞かせたいものだ。
・おしゃべりの時間において、「何か面白い話を聞かせて」と聞き手にまわる事にしている。自分のことは求められない限り、話をしない事にしている。
・人から押し付けられた意見よりも、自分で思いついた意見のほうを、われわれは、はるかにたいせつにするものである。暗示を与えて、結論は相手に出させるほうが、よほど利口。
・相手に相談を持ちかけ、できるだけその意見を採り入れて、それが自分の発案だと相手に思わせて協力させる。
・腹が立ったときは、相手を非難する手紙を書き、それを机の引き出しにしまいこんで鍵をかけ、2,3日してからとりだすことだ。冷却期間をおくことで、自分の気持ちも落ち着き、生産的な対応に移る事が出来る。
・成功者はみなゲームが好きだ。
・人を批判する際、まずほめておいて、”しかし”という言葉を挟んで批判的なことをいい始める人が多い。”しかし”を”そして”に変えると、すぐに成功に転じる。
・原稿を読み上げるような演説は、たいていおもしろくないもの。
・彼はいつも自主的に仕事をやらせる機会を与えた。決して命令はせず、自主的にやらせる。そして、失敗によって学ばせた。
・わたしがベストをつくして、なお失敗したのは、能力不足ではなく、経験不足からだと、全員の前でいってくれた
・批判によって人間の能力はしぼみ、励ましによって花開く
・相手のある点を矯正したいと思えば、その点について彼はすでに人よりも長じているといってやることだ。
・断る際は、いそがしいとか何だとか、こちらの都合をいうのではなく、まず、依頼されたことに対して心からの感謝の意をあらわし、残念だがどうしても都合が付かないと告げ、そのかわりに、別な人物を推薦するのが良い。
・人間は玩具(肩書き)に支配される
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