上・中・下巻ありますが、俺が読んだのはかなり古いやつらしく、上・下巻でした。
河井継之助って空想の人物かと思ったら実在の人だったんだね。
絶賛する人が多い作品ですが、「確かに」と思わせる点はある。
陽明学の「行動を伴わない知識は意味がない」っていうのは共感できる。
ただ、最後の河井継之助の行動はやっぱり共感できないな。
長岡藩士という立場を貫いたっていうのは格好はいいけど、民を死なせちゃあかんがな。
ま、戦争しようとしてたわけじゃないんだろうけど、時勢からいえば、その理論が無謀すぎることは明らかなわけで。
能力がありすぎたからこうなっちゃったんだろうな。
凡人だったら、官軍に協力すればいいだけなので。
それと比較すると、徳川慶喜の政権投げ出しっぷりがやっぱりすごいと思うし、福沢諭吉の「官軍がきたら俺は江戸城から逃げる」っていうセリフが偉大すぎる。
幕末は面白いのぅ。

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