企業における評論家

えー，日本の優良企業のＴＯＰにアンケートを取った所，
自分の会社にいてほしくない人，ナンバーワンに輝いたのは，
「評論家社員」という話をある雑誌で見ました。
で，そもそも評論家とは何なのか？と疑問に思ったので
ちょっち広辞苑で調べてみました。　
評論家：評論をする職業の人。転じて，自分で実行しないで人のことをあれこれ言う人。
で今度は評論ってなんやねん？と思ったのでさらに調べると
評論：物事の価値・善悪・優劣などを批評し論ずること。また，その文章。
ふーむ。確かに評論家っての企業にいらなさそうですねぇ。
でもね，評論自体は，企業にとって必ずしもマイナスではないと思いません？
ついでに言えば，頭の中で評論して，それを実行に移している社員なら，
なーんも考えないで，上のことをハイハイ聞いてる社員よりよっぽど必要だと思いません？
で，部下の立場から言っても，評論家社長はいらないけど，
評論した上で行動に移している社長ならむしろ歓迎な訳ですよ。
えーと，評論するだけなら，役立たないが，評論自体は，悪ではないってこと。
わかります？この考え？
で，この辺の違いがわからない人が上司だと，論理的に説明しても，
「考える前に行動しろ！お前は評論家か！？」とか言う訳ですよ。（俺は言われたことないですよ。一応）
「考える前に行動」。一見カッコイイですねぇ。
でも，言い換えると，「考えなしに行動」とも言えるわけなので，
紙一重なんですよねぇ。
時間がないのなら，「考える前に行動」でいいと思います。
でもね，それほど切羽詰まってないのなら，評論してから
行動した方が，効率が良いと俺は思う訳なのですよ。