i7-7700K 全コア4.7GHz 常用OC(オーバークロック)

6700Kをオーバークロックしてしまったら、オーバークロック欲が止まらなくなってしまったので、7700Kを買ってしまった・・・。
もはや、コスパは度外視して、オーバークロックそのものが目的となりつつある(笑)

検証環境

  • CPU:Intel Core i7-7700K 殻割 クマメタル化済

    i7-7700Kを殻割 クマメタル化してみた

    2019年3月9日
  • CPUクーラー:SCYTHE 虎徹 / SCKTT-1000
  • CPUグリス:Thermal Grizzly CPUグリス オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリス Hydronaut
  • メモリー:ADATA製 DDR4-2133 16GB(8GB×2) / AD4U2133W8G15-2
  • マザーボード:ASUS Z170 PRO GAMING / BIOSバージョン v3805
  • SSD:Transcend TS512GSSD370
  • グラフィックカード:GIGABYTE RTX2070 GV-N2070WF3-8GC
  • 電源:ENERMAX REVOLUTION87+ 750W 80Plus Gold / ERV750AWT-G
  • PCケース:Fractal Design Define R5 / FD-CA-DEF-R5
  • OS:Microsoft Windows10 Home

BIOS設定

  • デフォルト設定をまずロード
  • 「Advanced」→「CPU Configuration」→「Intel Virtualization Technology」をEnabledへ
    VirtualBoxを使っているので有効化している。ゲームだけする場合は、変更不要。
  • 「Advanced」→「System Agent(SA)Configureation」→「VT-d」をDisabled→Enabledへ
    VirtualBoxを使っているので有効化している。ゲームだけする場合は、変更不要。
  • 「Advanced」→「Onboard Devices Configuration」→「ModelName LED Lighting」をDisabledへ
    密封ケースなので、光る必要なし。
  • 「Advanced」→「Onboard Devices Configuration」→「SupremeFX LED Lighting」をDisabledへ
    密封ケースなので、光る必要なし。
  • 「Ai Tweaker」→「EPU Power Saving Mode」をDisabled
    →CPUの電圧を下げて省電力を図る設定で、OC時は不安定になる可能性があるのでDisabled推奨。
  • 「Ai Tweaker」→「DIGI+VRM」
    • 「CPU Load-Line Calibration」を「Auto」のまま
    • 「CPU Current Capability」を「Auto」のまま
    • 「VRM Spread Spectrum」をDisabledのまま
    • 「CPU Power Duty Control」を「T.Probe」から「Extream」へ
    • 「CPU Power Phase Control」を「Optimized」から「Extream」へ
  • 「Ai Tweaker」→「CPU Core Ratio」を「Auto」から「Sync All Core」に変更し、倍率を47倍に変更。
  • 「Ai Tweaker」→「Max.CPU Cache Ratio」を「Auto」から「44」に変更。
    ちなみに45に設定しても、何がしかの値が足りていないのか、44倍まででしか動作しない。
    「Min.CPU Cache Ratio」も45にすれば45倍動作するが、低負荷時にキャッシュのクロックが下がらなくなるため、消費電力が5Wぐらい増加するので設定せず。
  • 「Ai Tweaker」→「CPU Core/Cache Voltage」を「Auto」→「Adaptive Mode」に変更。
    • 「Offset Mode Sign」を「-」に変更。
    • 「Additional Turbo Mode CPU Core Voltage」を「1.271」に設定。
      オーバークロック(ターボブースト)領域での電圧。
    • 「Offset Voltage」を「0.001」に設定。
  • 「Ai Tweaker」→「CPU SVID Support」を「Auto」→「Disabled」へ
  • 「Advanced」→「CPU Power Management Configuration」→「CPU C states」を「Auto」のまま
    Enabledにすると、FF14ベンチのスコアが300ぐらい変わってくるので、Autoにする。
    ちなみにEnabledにしても、アイドル時の消費電力は1W程度しか変わらない。
    試しに、Disabledにもしてみたが、ベンチ結果はまったく変動せず。オーバークロック時はAutoでもDisabled動作になっているのかもしれない。
  • 「Advanced」→「PCH-FW Configuration」→「TPM Device Selection」を「Discrete TPM」→「Firmware TPM」に変更。
    Windows11対策(2021.06.30追記)

【ベンチマーク】CINEBENCH R15実行結果

マルチコアを5回連続で実行したところ

998,992,1027,1012,999

という結果。ざっくり1000cbってとこですかね。

【ベンチマーク】ファイナルファンタジーXIV 紅蓮のリベレーター 公式ベンチマーク

フルHD最高品質で3回計測したところ、16932、16932、17013

【ベンチマーク】ファイナルファンタジーXV 公式ベンチマーク

フルHD高品質で3回計測したところ、9178、9044、9088

【ストレステスト】Prime95実行結果

Prime95 v294b8の「Small FFTs」を15分程実行して最大CPUパッケージ温度77度、VRM温度 71度、VCORE 1.312V。最大Package消費電力134W。

【ストレステスト】OCCT実行結果

OCCT4.5.1の「CPU:LINPACK」を
「64ビット」
「LinpackのAVX対応」
「全コアを使用する」
で30分実行して、CPUパッケージ温度 75度、VRM温度 67度、VCORE 1.312V、最大CPUパッケージ消費電力 122W

All 4.8GHzについて

「Additional Turbo Mode CPU Core Voltage」を「1.326」に変更すれば、オール4.8GHzでも、LINPACKを30分通るが、CPUパッケージ温度 80度、VRM温度 71度、最大CPUパッケージ消費電力 139W という形で、消費電力が一気に増えるので、常用は4.7GHzにすることにした。

今回わかったこと

  • 「Platform Misc Configuration」周りの省電力を有効化すると、GPUの動作に影響があるようで、FF14ベンチスコアが平均して300程度低下する。
  • 「CPU Load-Line Calibration」、「CPU Current Capability」の「Auto」設定は結構優秀。
    Autoではなく、マニュアル設定にすると、VCOREは下げることができるが、VRMの発熱や、CPUパッケージの消費電力が「Auto」よりも増加するので、VCOREをある程度盛って、「Auto」にした方が、省エネオーバークロックが実現できることがわかった。
  • 「VRM Spread Spectrum」も「Manual」設定で、300MHzから500MHzに変更した方が、VCOREを下げられるが、VRMの発熱と消費電力が増加するので、VCOREを盛って、「Auto」にした方がいいという結論になった。
  • キャッシュの倍率は、「Max.CPU Cache Ratio」をいじっただけでは、思ったように上がらないことがある。4.7GHz設定では44倍、4.8GHz設定では45倍までしか上がらなかった。「Min.CPU Cache Ratio」もいじれば、強制的に上げることもできるが、低負荷時の省電力性が損なわれるので実施せず。
    この辺はもっといい設定があるのかもしれない。

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